東日本大震災と経営理念


当社の経営理念の中に「自他共栄」という言葉を引用しております。

今回はその部分について書き残します。

この言葉は、日本国技である柔道の創始者で、講道館柔道の理念である嘉納治五郎の言葉、「精力善用・自他共栄」から使用させて頂きました。

私は父の影響から、柔道に長らく携わってきた一人です。

小学校低学年から20才位まで、ひたむきに「修行」してきました。

柔道に関わったことのある方ならば一度は聞き覚えのある言葉です。

今でこそ柔道は、体育の必須課程に選ばれたり、テレビ番組でも放映されるようになり、多少の認知度は上がり、スポーツの試合としてその存在を知られていると感じる方も多いでしょう。

しかしその一方で、武道である事には変わりは無く、その道を歩むことは、他のスポーツと異なる「修行」だと感じてきた。

柔道の稽古というものには、ほぼ全くと言っていいほどに楽しさは存在しない。

例えばバスケットボールは、ボールに触れることから楽しさもあると思うが、柔道はそういうゲーム感覚のような楽しさはほぼ無縁と言って良いと思う。

毎日、「なんでこんなに苦しいことばかりするんだろ」って考えてました(笑

しかし40代になって振り返ると、あの頃のひた向きさは人生において、とても大切なコトだったと確信している。

嘉納治五郎は1940年の東京オリンピックの際に「オリンピックを真に世界的な文化にする」と説き、人間と社会の進歩・発展に貢献すること。

また他者に誠実に尽くしてこそ、自己の完成も社会の発展もなされると他者を意識した活動を強調してきた人物であり、1923年に発生した関東大震災の復興における道徳として、人々に訴えてきた。

当社の設立背景には東日本大震災がある。

震災直後の応急処置場面から、現場監督の不足が顕著にでると想像して直ぐに会社を立ち上げた。

皆さんも聞き覚えはあるかもしれない、ボランティアが大勢集まっているのに、現場を仕切り、段取する人がおらず、瓦礫の撤去が進まない。

その状況が震災復興段階でも露骨に、現場監督の不足が発生すると考えた。

被災地の中心地域に、そう言う会社が無いんだったら作ればいい。

それが自分が今できる社会貢献だと、設立当時考えていたのが昨日の様だ。

偶然か何なのか、関東大震災と嘉納治五郎、東日本大震災と当社。

何か近しいものを今になって感じるようになってきた。

たぶんそれは間違いなく、私が育ってきた環境なのだと今更思う。

親に感謝の意を持つ。自分のルーツを否定などせず、関わる全ての諸先輩に常に感謝し、今の自分に真摯に向き合い、成長していくことで、他者に対する敬意の念を持ち、結果として会社法人としての社会貢献へと繋がっていくと確信している。

今年も母の日が近づいてきた。面倒だと思いながらも、何か形や行動にして相手に伝えなければ、思いは伝わらないだろう。

こうして文章にして伝えることもまた、当社の社員に伝えきれていない為に起こっていることであり、まだまだ自分の修行が足らないのでしょう。

 

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